宮城県石巻市 ぷらすぴあ・さいとうⅢ
復興を上質の賃貸住宅で後押し。 新しいまちづくりに2つの満足を提案。
掲載日:2012.8.8

ぷらすぴあ・さいとうⅢ
宮城県石巻市大街道北3丁目
4番18号~27号
敷地面積 | 2,075㎡ |
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構 造 | 木造2×4 |
階 数 | 平屋建/地上2階建 |
棟・世帯数 | 10棟 10世帯 |
間取り | ■A~D棟 戸建1世帯タイプ 2階建 (3LDK 82.84㎡) ■E~G棟 戸建1世帯タイプ 平屋建 (2LDK 54.24㎡) ■H~J棟 戸建1世帯タイプ 平屋建 (3LDK 72.87㎡) |
竣 工 | 2012年7月5日 |
平成23年3月11日に発生した東日本大震災によって、甚大な被害を受けた石巻市は、災害につよいまちづくり、産業・経済の再生、絆と協働の共鳴社会づくり、基本的な考え方を復興に取り組んでいます。とくに、まちづくりに関しては、新たな視点で都市デザインを描くととともに、たくさんの市民が居住地からの移転を余儀なくされていることから、生活再建に向けた恒久的な居住環境の確保をめざしています。本プロジェクトは、こうした復興計画に呼応し、全壊した住宅を将来を見据えたカタチに建て替えたものです。
震災で家を失い仮設住宅に住まわれている方から、賃貸住宅の早急な建設が望まれています。しかし人口減少をつづける地方にあっては、量を確保するだけでなく産業の振興とともに豊かな暮らしを実現できる良質な賃貸住宅を市場に提供することが重要だと考えています。ぷらすぴあ・さいとうⅢの建設に当たっては、いろいろな賃貸住宅メーカー各社を検討しましたが、ワンランク上の内容で低コストであり、しかもデザインが自由にできるビズハウジングを選びました。結婚して新居を求められる方や転勤してきた方への需要も考え、年齢を問わず人気がある平屋2LDKタイプをはじめ、子供が成長して部屋が必要になった時の3LDKまでをそろえました。
石巻中心部は持ち家率が低く借家が集中していますが、住宅一戸当たりの延べ面積を比較すると持ち家が138㎡、借家が48.9㎡となっています。震災後の石巻は入居率が高く空室が無く売り手市場ですが、短期的な利益を追うのではなく、長期的な安定入居を考え人気の高い戸建てタイプの貸家を提案しました。また、将来の土地の相続や売却などの状況にも対応できるように、戸建て全体を敷地分割できる配置計画にしました。さらに入居者の生活の品質向上を考え、単なる賃貸住宅ではなく、景観とコミュニティを意識するとともに、子育てにも向く庭と駐車場スペースを確保しています。
当地域はバイパスが通り、スーパーや飲食店、カーショップなどが集まる商業ゾーンが近く、買い物・通学・通勤にも便利で人気の高い振興住宅地です。震災で大打撃を受けましたが、復興のためには近隣の市町村と比べても魅力のある新しい視点での開発が必要です。日本住宅さんは、入居者の住生活の品質の向上とオーナー様の満足を両立させるという観点から、耐震性にすぐれた2×4工法で市場ニーズを先取りする設計と設備で、将来的に価値のある賃貸住宅を提案されています。ぷらすぴあ・さいとうⅢは、石巻の賃貸住宅に新たな一石を投ずることとなりました。
入居者の皆様は、ぷらすぴあ・さいとうⅢを選んだ理由にステイタスの高さと一戸建て感覚の品質を上げています。庭付きで、駐車スペースも広く、しかも隣の騒音やプライバシー問題にも安心、コミュニティとしてのやさしさもあり子育てにも最適だといいます。また全室フローリング、TVモニター付きインターホン、デジタルキーなどでセキュリティが一歩進んでいる点、1坪タイプの大型ユニットバスで浴室乾燥機付き、対面キッチンや大型外物置などの設備が充実している点を上げ、これからの賃貸住宅の基準は、こうなると高く評価しています。
設備概要
●TVモニター付インターホン
●デジタルキー
●1坪タイプユニットバス(追い焚き機能付)
●浴室乾燥機
●シャンプードレッサー
●一体型シャワートイレ
●複層ガラス窓
●システムキッチン(対面式)
●IHクッキングヒーター用コンセント
●エアコン(1台)
●地上デジタル/BS・CS配線











掲載日:2012.8.8
復興を上質の賃貸住宅で後押し。
新しいまちづくりに2つの満足を提案。

敷地面積:2,075㎡
木造2×4 平屋建/地上2階建 全10棟 10世帯
宮城県石巻市 ぷらすぴあ・さいとうⅢ