岩手県北上市 クレアハウス
資産防衛と賃貸市場の持続性を戦略的に。 北上支店を併設。


掲載日:2016.2.09

資産防衛と賃貸市場の持続性を戦略的に。北上支店を併設。

026

クレアハウス

岩手県北上市九年橋1丁目1-22

敷地面積 870.85㎡
構  造 木造2×4
階  数 地上2階建
棟・世帯数 2棟 14世帯
間取り

A棟 重層タイプ
1階 1K(30.66㎡)
2階 1LDK(41.37㎡)
B棟 重層タイプ
1階 1LDK(50.21㎡)
2階 2LDK(66.95㎡)

竣  工 2015年1月31日

北上市は岩手県のほぼ中央に位置する東北有数の工業都市で、工業製品出荷額では県内1位。人口は、これまで緩やかな増加傾向が続いていましたが、2010年に初めて減少に転じ、2015年現在93,715人、36,479世帯となっています。市では将来人口を90,000人とし、人口増加を前提とした拡大基調のまちづくりの方向を見直し、既存インフラや地域資源の有効活用を図りながら、それぞれの地域が守り育んできた自然や文化、コミュニティの絆を活かした自立したまちづくりに取り組み、全体で魅力と活力の創出を目指すとしています。クレアハウスは、中心市街地の「街なか地区」と呼ばれる、商業・文化・行政施設などが集積し、都市の核としての活力やにぎわい利便性を享受できる地区にあります。日本住宅では、中心部の賃貸住宅として、多様な入居者が活用でき、必要に応じて住み替えられるような賃貸住宅のあり方とその価値を高めることを追求しました。

オーナー様の目

この土地はもともと自宅だったのですが、道路が整備され駅も近いため周りは、どんどん市街地化していきました。今は自宅を別な場所へ移し、住んでいるのですが、何年も遊休地として残しておくわけにはいかないということで、不動産会社の藤本社長へ相談したところ、30年先を見越してビジネスを考えようということになりました。うちはすでにアパートも持っているため、何か新しい提案ははあるかと尋ねたところ、日本住宅を紹介されました。日本住宅はこの地の特性を踏まえた賃貸住宅を企画・設計をしてくれ、一貫してサポートしていただける姿勢に感銘し、任せることとなりました。

不動産会社の目

北上市は、40年前から工業地で年間500人ずつ人口が増え続けたため賃貸住宅の需要も増え続けました。リーマンショック以降大企業の撤退で一時期需要が減りましたが、最近は少しずつ持ち直しています。やはり工業地区としての価値が高いため、空室はあまりありません。当社と日本住宅との付き合いは20年前からです。この度は、オーナー様からのもっとも有利な相続をしたいとの依頼でした。オーナー様にはすでに、介護施設や2、3のプレハブハウスメーカーが提案したものがあり、当社が推薦する日本住宅とのコンペとなりました。プレハブハウスメーカーは通常の賃貸住宅の提案でしたが、日本住宅は建てるだけでなく、地域全体で賃貸住宅の持続的な活性化を図るために日本住宅の支店を併設し賃借する提案をしました。全体のコストはプレハブハウスメーカーの7割。銀行借り入れを起こし事業として相続するうえで、ともにこの地で事業をするという姿勢も高い評価を得ましたね。

営業マンの目

オーナー様と日本住宅は初めてのお付き合いでした。当社には、もともと地域の仕事は地域で、地域の儲けは地域にという思想があり、今回も中央開発さんとパートナーシップの下、お客様の相続と北上での賃貸住宅の活性化を軸に、今回の提案を行いました。北上の労働人口は、第二次、第三次産業で91.4%に達しています。また、昼夜間人口比率は 104.2% で、流入人口が流出人口を上回っています。賃貸住宅の市場活性化の可能性は大です。北上は、世帯当たりの人口は2.8人で、世帯当たりの乗用車が1.8台となっています。本企画ではとくに勤労者世帯をターゲットに、ライフステージに合わせて住み替えられる間取りと駐車場の確保にこだわりました。また、賃貸住宅のビジネスと市場をサポートすることを目指して当社支店をこの地に移しました。

マーケッターの目

人口減少社会と言われ空き家が増え続けています。これからは持ち家にこだわらず、賃貸住宅を上手に活用する社会になります。今回のオーナー様のようにたくさんの土地をお持ちの場合は、賃貸住宅を建て事業として相続を考えることが資産防衛上大切です。一方、転勤などのある賃貸住宅の入居者様は、やがて空き家になるかもしれない持ち家を建てなくても、居住価値の高い賃貸住宅さえあれば、ライフステージにあわせて最適な家に住み替えることが生涯を豊かに暮らすポイントになります。両者の利害が一致します。北上市では、借家対策としてI.J.U ターン者および若年単身者のためのファミリー世帯、単身世帯向けの魅力的な都市型住宅の供給を進めるとしています。今回のクレアハウスは、まさにその方針に呼応するものとなっています。

設計者の目

当地は、閑静な土地柄で、落ち着きのある住宅と人の出入りの多い事務所との動線が交わらない工夫と、街並みとの調和を心がけました。また住宅部分では単身者からファミリーまでが入居できるように4種類のプランを設けました。さらに広さは快適性をはじめ使い方まですべてのゆとりにつながるので、居間も収納もバスもより大きくしました。居住品質に関する高い満足度で長期入居にも飽きがこないと自負しています。北上では、撤退する工場もある中、いまだに新しい工場の進出が続いています。そこで働く人々、新しくやってくる人々に、北上の暮らしが快適で豊かで、北上が好きになってもらえる住まいとなれれば、こんなに嬉しいことはありません。

設備概要

●TVモニター付インターホン
●デジタルキー
 ※A棟のみ
●ユニットバス(追い焚き機能付)
 ※B棟は1坪タイプ
●浴室換気乾燥機
●シャンプードレッサー
●温水洗浄機つき水洗トイレ
●Low-E複層ガラス
●システムキッチン
●エアコン(各戸1台)
●24時間換気システム
●地上デジタル/BS配線
●インターネット配線(光回線)
●専用駐車場(住宅19台分)

写真)外観 写真)高田オーナー ご家族 写真)左:不動産会社  株式会社中央開発 代表取締役 藤本 保行 様  右上:日本住宅 北上支店 副支店長  高橋 宏一  右下:外観 写真)A棟(1K・1LDK) 重層タイプ 外観 写真)A棟 1K 内観 写真)A棟 1LDK 内観 写真)A棟 1LDK 内観 写真)B棟 (1LDK・2LDK) 重層タイプ 外観 写真)B棟 1LDK 内観 写真)B棟 1LDK・2LDK 内観 写真)住宅外観 写真)外観
図)敷地図・間取り図
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資産防衛と賃貸市場の持続性を戦略的に。北上支店を併設。
026

敷地面積:870.85㎡
木造2×4 地上2階建 住宅:2棟 14世帯
岩手県北上市 クレアハウス

クレアハウス

掲載日:2016.2.9

資産防衛と賃貸市場の持続性を戦略的に。
北上支店を併設。

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敷地面積:870.85㎡
木造2×4 地上2階建 2棟 14世帯
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