宮城県仙台市 BOLTS Ⅵ(ボルツ・シックス)八乙女中央

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土地取得からはじめ、 儲かる賃貸住宅でビジネスを創る。
仙台市泉区は、市北部にあり、1955年頃から区域東南部の丘陵地で住宅開発が進み、大小の住宅団地が形成され、1989年(平成元年)の区制施行後、区の人口は約7万人増加。そのピークを迎えた2016年まで、市人口増加数のおよそ4割を占め成長エンジンとなっていました。
地下鉄南北線泉中央駅周辺には、文化・スポーツ施設等の整備が進んでいるほか、駅前広場、ショッピングセンターなども整備され、商業・業務が集積された北部の広域拠点として発展しています。また、北部地域は、市産業の新しい展開を先導する拠点として、先端産業を中心とした企業や、産業支援機能を持つ研究所の集積が図られています。
当地、八乙女地域は、仙台市内とは地下鉄でつながり、また昨年市制へ移行し発展を見せる富谷市や近年企業誘致の盛んな大衝村、大和町へも車の通勤圏内であり、ベッドタウンとして高いポテンシャルを秘めています。ここへ、単なる箱としての賃貸住宅ではなく、ビジネスとして成立するモノを建てることが地域貢献にもなるというオーナー様によって、本企画BOLTS Ⅵ(ボルツ・シックス)八乙女中央が竣工しました。
物件概要
構造 | 木造2×4 |
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地域 | 宮城県仙台市泉区八乙女中央4丁目12番30号 |
階数 | 地上3階建 |
規模 | 1棟9世帯 |
敷地面積 | 332.18㎡ |
間取り | ■1LDK(34.15㎡) ■1LDK+W(39.43㎡) ■2LDK(49.35㎡) |
竣工 | 2017/01/27 |
設備概要 |
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オーナー様の目
日本住宅さんとの付き合いは、このビズハウジングニュース024のBOLTS Ⅴ(ボルツ・ファイブ)という物件の建築から約2年になります。よく土地を持っていないと利ざやが出ないでしょうとか、空室ばかり増えて危険でしょうとか言われますが、きちんと需要をつくれば必ず成功しますし、地域にも貢献できると考えています。現実に、30年のローンを組むわけですが、それは子世代、孫世代に託す訳ですから、必然的にパートナーは若い感性を持っていなければなりません。その点、日本住宅のスタッフの方々は若い感性と情熱で、私の詳細な要望にも応えてくれ、誠意ある対応をしてくださいますので、新たな将来への展望も考慮しています。
営業マンの目
オーナー様から仙台市内に収益物件がないかとの問い合わせ。入居率の条件がダントツにいい泉区の中で、当物件の場所は、地下鉄の八乙女駅から徒歩10分以内の単身者でもファミリーの方にも人気のエリアで、マンションなどが多くまず土地が出ない地域。仙台市中心部にも近く、隣接する富谷市や大和にある工場にお勤めの方で仙台市内に住みたいとおっしゃる方も多くいらしゃいます。市内通勤の方は地下鉄で、富谷や大和に通勤の方は車でという感じです。スパンの長い事業なので、10年後20年後のリスクを回避するために、ターゲットを絞り込んだコンセプトのある建物、間取りは1Kだと狭いし、3LDKだと一戸建てと競合してしまうので、1LDKを2タイプ、2LDKを1タイプの3タイプを用意しました。
設計者の目
若い人やファミリーが共感できるスタイルと本物感、そして合理的なつくりを目指しました。外観は、ツーバイフォーなのにアパートではなくRCマンションのように見える重厚感を工夫しました。間取りについては、中間の階段でファミリー向けと単身向けの間取に分けることで音の点なども考えた造りにしています。設備については、外観のクオリティにふさわしく、人工大理石のキッチンカウンター、お風呂のボーダーミラーなど入居者が気にするところも充実させています。その色合いは、都会的で高級な雰囲気を感じさせるような白と黒をベースにモダンでシンプルに仕上げています。建具関係もあえて色を変え、入口は黒で、部屋の仕切りとなる3枚引き戸は白にして広く見えるようにと工夫がされています。オーナー様は、こんなこだわりに大歓迎でした。
施工管理者の目
オーナー様は自動車整備士の資格もお持ちで、コンマ何ミリの世界から建築をみるとその誤差で大丈夫なの?など細かいディテールや仕上げを気にされています。これは住む方への当然の配慮と思います。また自由設計はお金さえ払えば他の会社でも可能ですが、当社のさまざまな工夫に期待されています。美観に関わる配管などは、穴を開けてしまってからでは取り返しがつきません。たとえば、東側の配管。最初は業者さんから納まり切れないといわれていたのですが、うまくいかないと余分な雨よけのひさしが必要になったり、費用的にも見た目にもマイナスになります。しかも配管は電気関係と太陽光関係で別々に作業が行われますので、事前に何度も打ち合わせをさせていただき、図面と寸法を照らし合わせ、全てを基礎にかかることなく外壁の内側に綺麗に収めました。日本住宅では、ディテールや仕上げで建物の価値が変わると考え、最大限の創意工夫を行っています。











