宮城県仙台市 ロングライフガーデン

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230坪に9棟の2台駐車場つき 2LDK戸建貸家。
自由設計マジック。
仙台市は、人口およそ108万人で、県民の46.5%が居住し、県内総生産の55.5%、県民所得の58.3%を占め(2013年度)、その集積度と東北における拠点性から隣県におよぶ仙台経済圏を形成しています。市では、市街地に残された緑地と奥羽山麓に至る広大な自然緑地をあわせ市域面積の約6割を占める緑を守り、自然環境と都市機能が調和した土地利用を進める方針の下、市街地の拡大を抑制し、都心、拠点、都市軸等へ都市機能を集約するとともに、郊外区域の暮らしを支える都市機能を維持・改善することで「機能集約型市街地形成と地域再生」の都市づくりを進めています。太白区は仙台市の南西部にあり、仙台空港に近く、地下鉄南北線・東北本線・東北自動車道などとともに市の南の玄関口でもあり、基本方針にそった独自の都市づくりを目指しています。JR南仙台駅徒歩11分にあるロングライフガーデンは、それらの考え方に呼応し、アパートや高層階が増え続ける中、あえて入居者の快適性と地域の暮らしの質の向上を求めて、戸建賃貸コミュニティとして企画されました。
物件概要
構造 | 木造2×4 |
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地域 | 宮城県仙台市太白区西中田 |
階数 | 地上2階建 |
規模 | 9棟9世帯 |
敷地面積 | 758.62㎡ |
間取り | ■1・3号棟 戸建1世帯タイプ 2LDK(69.56㎡) ■2・4号棟 戸建1世帯タイプ 2LDK(69.56㎡) ■5号棟 戸建1世帯タイプ 2LDK(66.45㎡) ■6〜9号棟 戸建1世帯タイプ 2LDK(66.14㎡) |
竣工 | 2016/08/05 |
設備概要 |
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オーナー様の目
当社は、お父上の代からこの地にあった借家の管理をさせていただいていたのですが、世代交代で家族の皆様から、もう大家さん業はいいからと処分の依頼がありました。いい土地なのですが、建売とかただ売るというよりも、20年ほどの長いお付き合いがあり当社もオーナー様にお勧めしてきた日本住宅のビズハウジングで、そのビジネス価値を実証してみようと考え、自社で所有して資産として運用することにしたのです。本来アパートとか高層階の方が収支はいいんですが、10年後の競争力とこのエリアの居住価値向上を考えると、やはり日本住宅でグレードの高い2階建貸家がベストという結論でした。自由設計なので狭い土地にもかかわらず、すべてがリビング広めで、カウンターキッチンというスタイルの2LDKで、他社なら8棟のところ9棟が実現しました。 しかも入居者への満足向上のためセコムを導入し、また玄関に空気清浄装置ナノイーを設置し快適性をアップ。ビズハウジングは、やっぱり本物でしたね。
営業マンの目
こちらの土地は、中心地からちょっと離れていると言っても10~20分で着いてしまいます。他社賃貸メーカーさんなら即アパートということになるでしょうが、日本住宅では、オーナー様が借り入れの長い事業を行うにあたって、長期的に安定して入居を取るということで戸建貸家を提案しました。この辺の戸建は、駐車場2台と物置をいれて一戸あたり大体40坪位なのですが、230坪弱の敷地に、27~30坪弱で9棟を実現しました。机上の計算では10世帯から12世帯のアパートの方が収支の面では勝りますが、入居者のサイクルを考えれば、アパートなら2年から3年で入れ替え、戸建の場合はそれが6年から7年見込めるため、実際の収支は良くなります。当社はビジネスを売る会社として、また自由設計で、アパートから戸建まで対応できるので、さまざまなケースを見比べて検討を行います。鷲見社長には、オーナー様としてもビズハウジングのパートナーとしてもご満足をいただきました。
設計者の目
この敷地には、各世帯駐車場2台で9棟建っていますが、さまざまな設計上の工夫があります。例えば南側の4棟は、2階の広さと使いやすさを確保するために2階部分を駐車場の上にオーバーハングさせ、立体的に考えています。北側の4棟はリビング階段にすることによって坪数以上の広さを演出しています。小さなお子様がいらっしゃる場合は動きがわかるのも特長です。オーナー様には新婚さんやお子様一人位、営業には7~10年の入居スパンというイメージがあり、3パターンの間取りを設定し、入居者のライススタイルに合わせてお選びいただけるようにしました。街への調和を大切にするとともに、若いファミリー層を意識し、モダンなデザインでありながら、色味がやさしく、女性に好まれる様な雰囲気の外観をめざしました。
インテリアコーディネーターの目
建物の形がシンプルなので、外壁に色を多く使用しながらもうるさくならないようモダンに仕上げました。トイレに関しては、壁を上下で張り分け、下部にキッチンのパネルと同じ素材を用い、入居者の方は掃除が楽になるように、管理する側はクロスの張り換えが少なくなるようにしながらスタイリッシュな空間にしました。また、冷蔵庫の裏側も黒く焼けてしまうことが多いので通常クロスで仕上げるその部分にもパネルを採用し、管理する側の負担を抑えるよう考慮しています。さらに後々ペット対応出来るように、クロスを見切り材で上下に張り分け、汚れやすい下側だけを張り替えられるようにしております。またコードをかじったり、いたずらなどの安全対策として、コンセントの高さを通常床から20cmくらいのところを60cmに上げています。小さなお子様がいらっしゃる場合も、触れにくくより安心です。入居者にとってもオーナー様にとっても、また管理する側にとっても満足できるデュアルサティスファクションの考え方を実現しています。










