栃木県那須塩原市 ルピナス

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エリアを超えた新たな提案。
賃貸住宅で住むための街を拓く。
那須塩原市は、東京と仙台のほぼ中央に位置し、新幹線那須塩原駅、東北道の西那須野塩原や黒磯板室ICなど高速交通の拠点となり、また国道4号、東北本線などの国土軸となる交通網も形成しています。広域の合併により発足したため、市街地が西那須野駅周辺、黒磯駅周辺、塩原古町地区、那須塩原駅周辺(大原間地区)に分かれた多核分散都市となり、また農業、観光業、商業、工業など多彩な産業がバランスよく発展している地域特性を備えています。なかでも那須塩原駅周辺は新幹線の開業とともに形成されつつある新市街地で、日本住宅では、人口減少へと向かうこれからの当市の持続的な発展を担うエリアになると注目しています。「ルピナス」は、賃貸住宅として、首都圏や仙台、宇都宮などを視野に入れながら企画されました。
物件概要
構造 | 木造2×4 |
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地域 | 栃木県那須塩原市前弥六228-10 |
階数 | 地上2階建 |
規模 | 8棟15世帯 |
敷地面積 | 2,086.3㎡ |
間取り | ■A棟 戸建1世帯タイプ 3LDK(77.42㎡) ■B〜I棟 メゾネットタイプ 2LDK(65.31㎡) ■J〜O棟 メゾネットタイプ 3LDK(77.00㎡) |
竣工 | 2014/08/25 |
設備概要 |
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オーナー様の目
那須塩原駅ができてから30年くらい経つのですが、この辺はまだ建物が少ないですよね。アパートを建てないかとか建売をやらないかとか、たくさん話がありましたが、どれも自信がありませんでした。とくにアパートは、隣の音などや空室の問題があるって聞いていましたので。そんな時、アパートの採算性で、戸建の賃貸ができると日本住宅を紹介されたのです。車社会の土地だし、宇都宮や東京、仙台も今や通勤圏だから、いい住宅を上手に建てれば借り手には困らないしビジネスになる。街並みをつくってここを活性化させましょうと提案されました。節税や事業継承などいろいろ目からウロコの話がありました。この土地を研究し尽くして建った家だから、喜んで永く住んでもらえると思います。手応え十分です。
営業マンの目
当地は、那須塩原市の将来構想で、広域的拠点として中心的機能や県北の拠点形成のための整備が予定され、また新庁舎の移転先ともなっています。市内の賃貸事情は、アパートが主で戸建がほとんどないといったところでしたが、当社では、当地が交通至便であり、また環境にも特に恵まれているとことろから、これからの賃貸モデルと位置づけ、ターゲットを首都圏、福島、宇都宮の居住者にまで広げ戸建コミュニティを企画しました。事業性ポイントは、構造的には重層長屋ですが、隣と建物が離れているため、入居者の住みやすさは戸建貸家という設計にあります。引き渡し日までに、ほとんどに入居が決まりましたが、目算通り首都圏や福島への勤め人、公務員の入居が数戸ありました。
設計者の目
近隣の人びとに「こんなコミュニティに住みたい」と思わせる魅力をつくり、入居者の満足と事業性とをバランスさせるために、自由設計が活躍しました。8棟15世帯あるのですが、みんなが同じ建物にならないように外壁の材料や色、デザインを変え、それでいて一体感のあるコミュニティとしての家並みを実現しています。またこの土地は北風が強く冬が厳しいというところから、北側の窓を防犯上からもいいタテすべり出しにして風を受け流すようにし、あわせてデザイン面からリビングにも使い、持ち家をもしのぐ居住性とデザイン性の質的向上を図っています。さらに各住戸の直近に専用の駐車場と専用庭を設け、ここでも持ち家感覚で住んでいいただけるように配慮しました。
現場監督の目
この物件は、梅雨の季節に100日で完成させました。資材や建物の養生に苦心しました。当社には、独自の検査システムがあり、入居者目線でつくりや仕上げなどすべてを徹底的に見つめ、その品質を上げるということを行っています。現場にとって、とても厳しい検査です。やっとのことでできあがった後、近くを通った人がよくカッコイイっていっているのを聞くと、すごくうれしくなります。そして入居者の方から使いやすく快適だ、との声を耳にすると充実感とやりがいを感じます。これから新しい賃貸住宅の時代がくるといわれていますが、やっぱり勝負は品質だと思っています。
管理会社の目
当物件は、賃貸では市場に少ない戸建タイプで、2LDK、3LDKのメゾネット2タイプ全15棟です。一坪サイズの浴室は内覧時に好評の設備であり、また大きなウォークインクローゼットで収納力も備えています。いわばアパートとの競合ではなく、ライフスタイル提案といえばいいのでしょうか、3LDKには専用庭を用意し、子供と遊ぶ・ガーデニングを楽しむなど、自由に使える広い空間を設けています。入居者満足からいえば、自然あふれるところに暮らし、都会に通うといったことも可能になります。事業面からいえば、アパートの入居年数は平均2.5年で、これに対し戸建は6.8年。しかもいい戸建ですから空室期間をつくらず家賃の減収を抑えることもできるというメリットがあります。
近隣の目
この地に住んで10年です。以前ここは牧草地で夜になると真っ暗でした。うちには小さな子供がいるので、これだけ多くの家庭が増えるのは明るくなるし人の目も増えるので安心ですね。工事が始まったらあっという間の3ヶ月。ルピナスには、いろいろなデザインがあるのでおしゃれな感じがして近所としても喜ばしいですね。街の評価も上がるのではないかしら。















